「スチームボーイ」大友克洋
「スチームボーイ」 監督 大友克洋
新宿オデオン座にて。社長から無料券をいただいたので、会社の皆といってきました。
みていて充実した気分になりました、面白かった。
僕はメモリーズの「大砲の町」も好きなんだけど、あっちの雰囲気は暗く、重くて(それはそれでいいのだけど)救われないなーとか思ったりするのだけど、スチームボーイは、それに比べると、結構明るい雰囲気に包まれていて、不安な気分になることもない(でも、これからどうなるの?とかは思うのです)誰も彼も深く悩んだりしないで、とにかく行動、っていうところが気持ちよかった。
出てくるモノがだんだんにデカイくて、重くて、そして、そのどれもが壊れていくのです。大質量スペクタクル。ぶっ壊れちゃったけど、僕は未来をあきらめない、前につんのめってるところが、○。
登場人物、各々思案があるのだけど単純で、わかりやすくて、例えば、スチーム城に案内されるレイとスカーレット、そして案内するエディの三人でエレベーターに乗って頂上へ向かうシーンで、三者三様、考えていることが違う方向を向いていて絵もそうなっていて、最後には三人とも全く別のことを話している(スカーレットはオハラ財団の話を、レイは技術と万博の話を、エディはスチーム城の素晴らしさを)なんていうところが力が拡散されているようで、でも豊かに感じて僕は好きなんだけど、こういう雰囲気が映画全体にちりばめられているように思いました、登場人物の全員が全員好き勝手やってるっていってもいいのかもしれない、でもそれをまとめるっていうのって結構タイヘンなのかも。
最後のところ以外は、本当にバラバラなんでした。
長い年月をかけて作られたスチームボーイっていう映画の過程を見るような…気分にも少し。
--------
スチームボーイを見る前にご飯食べながら、作品のポートフォリオをみせてもらったのも良かったのかもしれない、僕も自分のポートフォリオとか作ろうとか思った、なんか楽しそう。
« わけがわからない | Main | 台湾マンゴー »
「メモ」カテゴリの記事
- CSO、もう公開終了ですよ!(2010.09.19)
- Cat Shit One(2010.07.16)
- 忌野清志郎(2009.05.03)
- Windowsのフリーソフト、何を入れるか。(2009.03.17)
- なんとかしてよ、パチえも~ん!(2009.01.28)
The comments to this entry are closed.
Comments