読書音楽日記。
臥せっていたので読書と音楽を聴くくらいしか出来ない。
マーズ 横山光輝(全三巻、文庫)
ミヤザキさん、クボタさんのオススメだから、と言われてて今更、読みました。
海底火山が噴火、隆起して出来た新島で見つかる人影と、それにともない各地で起こリはじめる異変。地球人を地球丸ごと滅ぼすために動く大きな力と六神、それに疑問を持つ記憶のない少年マーズの戦いを描いたスケールの大きい物語。
敵のロボットの見た目とその強さがが不気味で、それに対し人間は明らかに蚊帳の外…だけど繰り返す、というのがとても印象的だった。最後もまた然り、すごい。
横山光輝は、本当に、作風にしても絵柄にしても淡々としてて、それがいいのだなあ、と改めて。三国志のときも関羽や曹操が死んでも淡々としてた…それでいて公孫越が死ぬトコは大ゴマだったりして、もうね一体な…(以下略)
神聖喜劇(四巻) 大西巨人
やっと四巻まで読了。
「意志は強し、生命より強し」(まったくいかにも)や分隊長のところに喚問されたときのやり取りやらとにかく色々と印象深く、人間描写が深く丁寧で、読書をしているなあ、という気分に。
次の町まで、きみはどんな歌をうたうの? 柴崎友香
面白かった!
単行本が売ってなくて読みたかったのに読めなかったけど文庫で出てた。大阪からディズニーランドに行く友人カップルに便乗する二人、四人ドライブの顛末を描く「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」失恋して何にしても眠くなってしまう女子大生が半年振りに大学に行く「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」の二編収録。なんていい響きのタイトルでしょう?そして二編が一つの単行本に入っている妙はすばらしい、失恋と失恋からの回復です、なんだかとても元気が出てきたのでした、オススメ。
Soul Jazz Records Presents Tropicalia
軍事政権下にあったその当時は、連邦検閲課の介入があり、歌が反政府的であれば、削除されたり、禁止されたりした。1968年12月13日、Ato Institucional no 5という法令の発令により運動家や知識人に対する政府圧力が公式化された。
「禁止することを禁止する」トロピカリズモ運動(軍事政権に対する反体制の運動)のさなかに生まれた音楽を英国はsoulJAZZレコードがコンパイル。
すばらしい!聞け、ということしかいえない。
E2-E4 Manuel Gottsching
一曲、一時間、ア・シュラ・テンペルのギタリスト、マニュエル・ゲッチングの作品。出した当時は全然売れなかったが、90年代テクノハウス方面から再評価された名盤。
今更だけど…こちらもなんてすばらしいのでしょう、熱でうんうんいいながらも夢心地でございました。
繰り返される音が病み付きに。
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今週は頭っから調子が悪く、床に臥していました、熱が40度近くまで行ったんじゃないのか。
治まったと思って病院にいって計ったら38度あったから。。。何をやってるんだ、とか思いつつ一番の気がかりが孤独死なのだった。社会問題でしょう?
コレはでもきっといつものプロジェクトが終わっての病気かと思われるので、やっと祓われたのかもしれん、それはそれでよかった。しかし体力が削られるのでこういうリセットは良くない気がする。
新井薬師に行ってもう一度ちゃんと真面目にお参りしてこようかな、という気になってきた。案外、僕は信心深いのです(信心深いけど適当)
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