尾瀬
夏休みを頂きました、東京にはいたくない。
どこか遠いところで、静かにゆっくり考えたいと思っていたので、それなら海より山だろう。そしてより登山的な方向へシフトしようじゃないかと思って、尾瀬に行ってきました。それは先々週の土曜日のことです。
朝、尾瀬の木道。シーズンと外れているので人は少ない。ビックリするくらいです。一時間くらいぼんやりしていても人を少ししか見ない観光地って貴重だ。(オフシーズンなんだと思う、秋には人は増えるらしい)
下に続くよ。
夜23時に池袋を出て、薄明るい翌朝5時、尾瀬への入り口の一つである鳩待峠着。それから一時間、山の中の木道を歩き、尾瀬ヶ原、山の鼻に入ったのは六時半。そこからは目の前に広がる尾瀬ヶ原をみて、ああ、これが尾瀬かあーと思ったのでした。だから尾瀬って言う尾瀬を見るためには(入り口にもよるだろうけど)一時間以上は山道を歩かなければならないのです。
そしてそれから8時間、結構な装備でずっと歩き続けるとは考えてなかった。
尾瀬は徹底して自然を壊さないような配慮を全体で行っていて、尾瀬公園の中はほとんど木道で整備されそこ以外は入ってはいけない(…といっても入って何をしようというのかというくらいな湿原で、木道があってありがたいというくらい)、車ではいることを許さないし、ごみは持ち帰ることが徹底されていて、石鹸や歯磨き粉なども使ってはいけない(トイレもチップ制)
背負子さん。食料はこうして背負子さんが山小屋に運んでくれるのだった。食料だけでなく最低限宿泊できるくらいの生活必需品もろもろもあるかとは思うけど、こうして持ってきてくれたものだけが山小屋で使えるものと消費するものなわけです。
残飯もなるたけ出さないで(残飯はそのまま公園内に捨てたりせず公園外までもっていくそう、山小屋の前で乾かしていた)だからなのか、ゴミはほとんどみない、これはマナーの問題だけどしかし、そう言うことが出来てるんだなあ、と感動した。
水はポツリポツリある小さな集落で頂けるので、もって行った水筒が非常に役に立った。しかも水が美味い。
ちょっとあこがれたのは、自分で持ってきたバーナーでコーヒーを飲んでたり、軽食を作ったりしている人たちをよく見かけたこと。
お世話になった見晴し十字路にある尾瀬小屋。ピークの時は6人相部屋を一人で占拠出来たのはよかった。おかげで、夜空を眺められた。高地での夜空の美しさは忘れられない。夜はもう秋の寒さだった。
クマが出るところに設置されている鐘。ハンマーが一緒に置かれていて、叩くと大きな高い音が響く。これを聞いてクマに存在を教えるのです。周囲の音が風の音と虫の声くらいしかないから、意外と遠くからでも聞こえる。
鐘のあるところの木道から外は明らかに人間大の動物が歩いた後が残っていたりする。
岩魚?僕が見た一番大きな生き物がこれ。…そういえば蛇、見た。1メートル弱あったかも。クマかカモシカが見たかったです。
トンボ(種類がすごい多い)とか蝶は結構、見かけるあとヤモリ。
空と雲と湿原と木道だけが延々続く(そして写真もそういうのが多い)木道は尾瀬の土地を持っている東京電力がその7割を作っているんだそう、そして
木道は10年もしたら交換するという。歩いて何時間もかかるところ全部を木道を張り巡らせたことはすごいことだしそういう努力が尾瀬の自然を守ってい
るのね(うっとり)
一泊して尾瀬ヶ原から白砂峠をぬけ、尾瀬沼を見て三平下を抜け大清水口に。尾瀬を縦断した形です。結構歩いたと思う。尾瀬沼から大清水までは甘いけど、登山でした。
大清水口にて。「生きている魚をすぐ焼く」ナイスキャッチコピーです。右の水槽に控えているのが生きている岩魚。通称ブルペン。
もののけ姫のキャッチコピー「生きろ。」を軽く飛び越えてます。
トマトの美味しそうなこと!
しかし僕は降りてきた暑さで豆ジェラートを食べていたのでした。無念です。
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見事な天気に恵まれて(とはいえ両日ともに朝方は雨が降ってた)尾瀬はよかった。
完全にハイキングで登山なんてしなかったけど、やろうと思えば出来なくはない、ということはわかった。空と雲と緑しかない、なんて気分がいいんでしょう。尾瀬にはまる人がいるというのはよくわかった気がします、四季折々の尾瀬を見てみたいとすら思った。
これでやりたかった尾瀬はには行ってきた。あとは冬に日光で見たクロスカントリースキーとシーカヤックをやり残していて(あとやる気がないけどスカイダイビング)これはいずれやりたいものです。
余談ですけど、これから地球温暖化で海面が一気に100メートルとか上がるから、シーカヤックが必要になると思うんです。…てことは船舶免許とかかなあ、、、あと5年で東京とか全部沈むかもしれないし。
だって、最近夏だから、暑いじゃないですか。あともっと余談ですけど、ジュラ紀とかって今の平均気温より全然暑かったらしい。だから全然暑くないのかも、平気!ガンバ!
でも地球温暖化がすごくなったら雪なんてみれなくなっちゃうんだよ。と思うといてもたってもいられなくなる。
中国や台湾から日本に来る観光客の目的の一つが雪を見ることなんだそうだ。…これはしかし尾瀬とは全然関係ないけど、スキーとかじゃなく冬に山に入りたいという欲求は一度やらないと収まりそうにないなと、思った。山はスゴイ。
次は登山靴を買って、山登りをしようとおもう。上高地の奥へ行きたい、あの先に何があるのか。
旅疲れ(後述)かわかんないけど、風邪を引いてる。何でこんなに弱いんだ。
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