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03/31/2013

2013年3月31日

明日から4月。

今はもう無い芸術系の専門学校を卒業したもののその後は何も決まってなくて途方に暮れていた。当時、情報を得るのは雑誌しか知らず、アルバイトニュースを毎週のように買い、とにかくアニメ、映像、ゲームに近い領域の仕事以外はしたくなかったので、引っ掛かりのあるモノに片っ端から電話をかけ履歴書を送るという方法で就職活動をしていた。そこに行き着くまでのルートなんてわからないからめちゃくちゃだった。わかったのはとにかく芸術系の専門学校なんて、箸にも棒にも引っかからないということ、そして今思うのは引っかからなくて当然ぞ、ということ。何より礼儀がなってなかった。仕事しながら勉強させてもらうなんて甘い考えだけれど、とにかくCGっていうものがやりたかった、知識もないけど今も昔も興味だけが原動力だった。卒業した専門学校の前に美大予備校を抜けた当初、CGの専門学校も調べたけれど、どこもとても学費が高く私には無理だった。他の仕事をしてお金をためて、学校にいく、という選択肢なんて考えもしなかった、馬鹿だから。
そういうわけで、2月くらいからずっとそういう求職活動をしつづけ、とうとう新学期。四月一日、記事を見つけた会社に電話して 明日面接に来て下さい と言われた時、エイプリールフールもあって嘘かと思い、半信半疑で面接の日のその会社のビルの階の扉の前に来て、会社が始業してないのを感じ、これは嘘だった!なんで!?今まで履歴書送ったままで面接に辿り着けることなんてほとんどなかったから気付きゃよかった、そりゃそうだ。馬の骨がどの面下げて…、と思い込んで意気消沈したんだけど、嘘ではなく(単純に早く着すぎていた)当たり前なんだけど面接をして下さり、翌日から来て下さいと言われたときの気持ちを、この季節の頃、私は一度は思い出す。
当時の何者でもない私を雇ってくださった高橋プロダクションへの感謝を思うのです。

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