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May 2013

05/26/2013

2013年5月26日

福島へ行ってきた。

土曜日の朝にこっちをでて、夕方前に妻の実家のある福島へ到着。そして日曜日の夕方前に僕だけ福島を出て、夜遅くに家へ到着した次第。

歩くのが不自由になっていた曾祖母が今年の頭に病気をしてゴールデンウィークにお見舞いに行ければと思っていたのがずれてしまって5月末。会ってみると元気そうではあったものの、引っ越す際の挨拶などは電話やスカイプのみでお墓参りも出来てなかったし、子供の顔を直接見てもらいたいと思っていたことが心残りでそれが出来るのは嬉しい。実際に会ってみて良かった、スカイプを通して見る顔よりも実物のほうが良い。

道中、妻はガイガーカウンターで計測しながらそれを書き留めていてその横で時折みていたのだけど、宇都宮を過ぎた辺りからちょっとづつではあるものの段々と数値が上がっていくのを見て薄ら寒くなった。風景はうちの近所と大差なく新緑が気持ちいいのに、見えない怖さとして身近にも感じる。機械のほうがおかしいんじゃないのかなどとも思うけど、きっとそうじゃない、ハズ…という歯切れの悪さがどうにも居心地よくない。最近はあまり意識してなかったので気が緩んでいたのか、いやもう忘れてすらいた、という気分になって 直ちに影響がない という文言を思い出す。本当にどういう意味なんだろう…コレだけをとり出していることに意味は無いんだけど、どうにも引っかかる。外で遊んでいる子どもたちも少なからずいてウチの子供も外に出たりもしたんだけど不思議な感じがした。地面の石で遊ぶとちょっとひやりとした、そんなに気にする必要もないとは思うのだけども。

福島の実家の中は放射線もそう高くなく安心した。幼稚園だったり駅前だったりに太陽光発電で電気を得ているであろうカプセル状の構造物があって数値が表示されていたんだけどそれはその時のその場所の放射線の数値だった。スーパーでは売っている野菜にはこっちよりも詳しく産地の表示がされてたりした。短い滞在だったけど、それ以外は変わらないように思えた。
行きの電車も帰りの電車も車内の人達も。

関東を抜け東北への移動は程々に遠いものだと体感して義父母がこの距離を移動するのは骨が折れるというレベルではないのだろうな、などと思う、ましてや日帰りなどできるわけがない。同じ日本でもずいぶん遠いのだな、ということとそんなに遠いと思っても一日で行けちゃうんだなと思った。

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05/12/2013

2013年5月12日

暖かくというよりは暑いという感じの日だった、昨日は一日雨。日差しもきつく多分あとちょっとしたら蚊も出てくる、2ヶ月前には雪がちらついていたのに春ってこんなにも短いものか。近所の田んぼはゴールデンウィークに水が入り、水が入るとほぼ同じくらいにカエルが鳴くようになり環境音が随分と変化してきて山の木々も暗く深い緑で上の方は雪かぶったりしていたのに気がついたら色んな明るい緑色が斑のように点在して賑やかな色彩が目に眩しい。

ゴールデンウィークが過ぎてこちらに引っ越してから一年がたちました。有難いことに引っ越した当初と変わらずIDAでの遠隔地勤務を続けさせてもらっています。こちらに来たことと、そして今までと変わらず続けさせてもらっていることについて感謝とこれからも気を引き締めてにいようと思います。

原発、放射能や東電などのモノについてこの3月11日に何か書こうとは思ったものの全く書けなくて今もまだ書けはしないんだけど(今回も試した)きっと多くの人たちと同じように一生付いて回る事になるんだろうな、という予感だけがあります。それはこっちに越してきたことによって更に強くなっているように感じられて、何をするっていうよりこれを忘れない、ということなのですが、ブレないようにしたいな、と思っています。
webなんかは日付があるので分かりやすいのですがか(とはいえwebは自分で改編できるんだけど)今、私は接するモノ、コトをそれが311前後なのかどうかを地味に気にしているようで以前だから、以後だからどうなんだ、っていうのもあるけど、気になってふと日付を確認してしまうということに気づきましてソレはどういうことなんだろうな、などとぼんやり考えつつブレない、ということについて心しないとな、と思っております。
なんだか気分だけだけど、ここにて了。

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